eidenai

表題は、今一番好きな言葉。

eidenai というのは古代ギリシャ語の「Knowlege(知識)」のアルファベット表記です。
なんでも「人々が最終的に会うところがある、という知識」というまだるっこしい意味があるそうです。ソクラテスさんによると。

この言葉はその後「unseen(まだ見ぬもの)」になり、現代の「Hell(地獄)」の語源になります。

随分意味が違うよね。どうしてこうなったんだろう?
そもそもは、知識、なんていうニュートラルな言葉だったのに。

こっからはソクラテスじゃない私のぐだぐだ。

たぶん、eidenaiという言葉があった時代より数千年に起った宗教(キリスト教とか仏教とかイスラムとか)の影響にもよるんだろう。
で。私らはその影響下の世界に生きているわけだから間接的な憶測しかできないんだけど。

人間は自分の心の中の「闇」とか、ひいては自分のいるコミュニティの中で起る「死」とかいった物をeidenaiという言葉にバンバン押し付けて言って、恐ろしいもの、不浄のものは自分の中にない、自分は安全な所に属する、という二分割幻想を持ち続け、それで口元をぬぐい、きれいな顔をして、そうすることを継承していったんじゃないかと思う。その時代時代の支配者や、宗教にとってもその方が便利だったから、そのアイディアをどんどんプロモしただろうし。

eidenaiという単語にとっては、いい迷惑です。
本当に「人間の方がよっぽど魔に侵されている」と思う。手前味噌で申し訳ないけど。

まあ、そんなわけで。何でソクラテスの話なんかしているかというと、
つまり3月の変態頭葉たれながし月間終了ーー!今出せるものは出し切りました、ということ。
暫くはピアノと仕事探しに専念しますわ。えーいペンタブもしまってくれる。

ともあれ。4月2日に母が来ます。その直前まで絵かけてよかった。いろんなもの見えた。
で、発表会終ったら、もう一度夏ごろ、腐れ絵描き月間します。冥乙女長編終らせるせる。

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