甲斐駒 with 家族(w/o ペット)
去年のちょうどこの時期に一度来ていた甲斐駒。その時は黒戸尾根が日本三大急登とは知らずに来て、しかも前の日に仕事の飲み会だった、という、バカかな?みたいな状態でした。そしてピークハントはあきらめて下山したんだっけね。
今回は、前回の話を聞いた旦那を連れていきます。摩利支天だの、2本の剣だの、古流武術やっているから気になったんだね。
22日 22:00 尾白駐車場
23日 05:10 出発
4:00に起床して、朝ごはんのおにぎりをいただいて出発。夜着いた時には、3台くらいだった駐車場には6~7台くらい止まってました。
前回来たときは、尾白渓谷から蝉の声がすごかったけど、今回はすごく静かで、鳥の声しかしなかった。前の日大雨だったからかな?
黒戸尾根のコースは、最初から勾配があるし、今日はソロでもないので、1時間ごとにゆっくり休憩しながら上がります。
甲斐駒は緑が豊かで、花々と苔の中を歩く感じ。酸素が濃ゆいですね。岩が丸みを帯びていて、光苔が張り付いているので、夜に来たらさぞかしミステリアスなんだろうなあと思います。
こういう、ずんだおはぎのような岩ばかりです。丸いのよ皆。
5合目で長めの休憩をとってから、この後のはしごや垂直ターザン崖登りに備えます。
すぐに見える大岩の近くに、45度目、33度目の大願成就の石仏があります。読めた中では嘉永四年(1852年)とあります。このコースを45回登ってかなえたい願いって何だろう?そしてそれは、かなったんだろうか?
わざとつけているよね?この傷。なんだろう?
6合目のシースルー橋を抜けて、小屋手前の崖の鎖場の前で、雨が本降りになったので、しばらく休憩。雨が少し弱くなってから、垂直ターザン崖登りに挑みました。何もわからず来た前回よりは用意ができていたようで、そんなにつらくはなかったでですが、下が見えない垂直崖の岩登りはやっぱり怖いです。今回シッターさんに預けた犬のこととか家のローンとか考えるよ。
無事に二人とも難所を超えて、すぐに七丈小屋に到着しました。
もってきたあんぱんとワインで遅めの昼食。私は山に登ってあんぱん食べるのが好きなのですが、最近よいアンパンに会えていません。これはずっしりあんぱんで270円なり。たまにしか見ない。高額でもいいから、クリーム入ってないあんぱんを売ってください、
夜はカレーが出ました。
18:30には就寝。女性が奥から3人で、私の隣が旦那、その先が男性となっていました。
なるほど。
24日 03:30 出発
02:00には私も旦那も目が覚めてしまい、03:00には布団を出て、早めに支度をはじめました。暗いうちに山道を歩くのは初めてです。
北杜市の夜景
暗い中、ハイマツの間を走り去る雷鳥と会いました。しかし、石碑がひとつ、石段に使われているところがありました。綺麗な朝日の中、それ、いいの?と気になりましたよ。
日の出前に御来光所に着いたのですが、その石碑にInsta360 を放置しようとする旦那を止めて、後ろを振り返りながら写真を撮ります。いやだって、フツーに盗まれるよそれ…
最初の鎖場のあたりで、夜明けとなり、ピンクの空が花崗岩に当たって、水晶がキラキラと光ってすごく綺麗。
旦那のステッキは、少し大きめで入らない。
アタッチメントがついたちゃんとしたのを使わないとダメですね。
一方、北岳や、北アルプスの穂高連峰は割ととがった形の岩なので比較的掴みやすい。
山頂に着くと、私ら二人だけでした。少し雲があるけど、結構いい天気。
ここで七丈小屋からもらった、朝食のいなり寿司をいただきました。
24日 08:30 山小屋 出発下山へ
うちの甲斐犬(17kg)と紀州犬(17kg)なので、持ち上がりませんw だからハシゴや鎖のある所は無理ですが、よく山には連れて行っています。そもそも山は彼らのものだしね。
山犬だから離しゃあ勝手に崖でもなんでも登るんだろうけど、そんなリスキーなことできるか。絶対奴らはえっへっへ♪ってどっかいっちゃう。
昨日より天候がよく、刃渡りからの眺めは最高でした。
刃渡りを過ぎると、だらだらと急な下りがつづきます。
旦那はシシャモの干物みたいな顔になって下っていました。ゆーっくり降りて、14:00頃に駐車場に到着しました。
神虫玉大神ってなんだろう? pic.twitter.com/WBCHFDEMtk
— kickno (@kickno) June 24, 2023
白血不動明王ってなんだろう? pic.twitter.com/ESUjjOiXJh
— kickno (@kickno) June 23, 2023
ホントはダメです。赤血球が400ml献血の後完全に戻るまで2~3週間かかるそうです。