ニセ心霊写真ゴングショー テキスト付き
(洋画風のテキストです)
俺の通う高校は下らない規則が多い。
靴下の色だの、カバンの形だの。
その中でも一番くだらないのは、「汚い罵り言葉を使ったら、一ドル払う」というものがある。
FxxxだのSxxx だのを、教室内で使ったら、教卓の下にある貯金箱に一ドル入れないといけない。
それだけ言葉遣いが悪い生徒が多く、学校側がそれを改善したいと考えているということだろうが、実に下らない。
どんな言葉を使おうが、俺の勝手だ。仮にそれで学校に対してマイナス要素が働くとしても、その穴埋めに金を使うとは、なんと安易な校則だろう。金持ちほど悪口を言っていいことになるではないか。
だから、俺はそんな校則は無視していた。
ある日、俺は酷い汚い言葉を使った。しかし貯金箱にはびた一文も入れなかった。
その日の帰り道、いつものように舗装された道ではなく、近道の工事中の丘を通って帰った。
丘の舗装されていない道で、よくわからないが、何か不自然だと感じた。だから、谷間に向けて写真を撮った。
撮影した時は何かわからなかった。が、スマホの画面を見て返答だと分かった。